
Amazon、AIスタートアップDecartを約70億ドルで買収交渉と報道
経済関連Reuters(Investing.com 配信)
AmazonM&ADecart生成AI資金動向
Wall Street Journal が10月11日、Amazon がイスラエル拠点のAIスタートアップ Decart を約70億ドルで買収する交渉中と報じた。Decart はリアルタイム映像編集モデル Lucy などを手がける。5月時点の評価額は約40億ドル。Anthropic は8月に約60億ドルでの買収を検討したが見送った。
何が報じられたか
Reuters が、Wall Street Journal の報道として、Amazon が AI スタートアップの Decart を約70億ドルで買収する交渉に入っていると伝えた。WSJ は関係者の話として、交渉が決裂したり他の買い手が現れなければ近いうちに合意に至る可能性があるとしている。
- Decart の Lucy は、ライブ映像をリアルタイムに編集できるモデル。NVIDIA が出資している
- 同社は Oasis も開発。ロボティクスや自動運転の学習・テスト向けにシミュレーション環境を生成するモデル
- WSJ が PitchBook のデータとして挙げた評価額は、2026年5月時点で約40億ドル
- Decart は5月に Radical Ventures 主導で3億ドルを調達し、NVIDIA が新規投資家として参加
- Bloomberg によれば、Anthropic は8月に約60億ドルでの買収を検討したが、デューデリジェンスを経て先月に見送りを決めた
Amazon はコメントを控え、Decart は取材に応じなかった。合意は発表されていない。
事業環境への影響
- 生成モデルの単独スタートアップが、クラウド大手に取り込まれる流れが続いている。映像・シミュレーション領域の基盤モデルが特定クラウドに紐づくほど、利用側はプラットフォーム選択と価格の前提が変わりうる
- 評価額は5月の約40億ドルから約70億ドルへ。Anthropic が見送った水準を上回る価格で別の大手が動いた点は、生成AI領域の価格形成を見るうえで参考になる
- 現時点では交渉段階の報道であり、確定事項ではない。発注や選定の判断材料に使うなら、正式発表を待つのが前提になる
