Finatextら、Web面談中の保険募集人をリアルタイム支援するAIの実証実験を開始
PR TIMES / 株式会社Finatextホールディングス公式発表
生成AIコンプライアンス保険国内実証実験
Finatextとスマートプラス少額短期保険が、Web面談中の保険募集人の発言を生成AIで解析し、保険業法違反のおそれがある発言をリアルタイムで検知・警告する実証実験を開始した。事後の録音チェックではなく、会話中に募集人が自己修正できる点が特徴。
何が発表されたか
- FinatextとスマートプラスSSIが、Web面談中の保険募集人をリアルタイムで支援する生成AIシステムの実証実験を開始
- ブラウザ拡張として動作し、Web面談中の発言を生成AIでリアルタイム解析。保険業法第300条に違反するおそれのある発言を検知し、代替表現の案とともに募集人の画面に警告を表示する
- 断定的判断の提供、不利益事実の不告知、不適切な便益の提供などを対象に、募集人が会話を止めずに自己修正できる設計
- 事後に録音を確認して違反を見つけるのではなく、会話中に違反の発生そのものを防ぐことを狙う
実務への影響
「生成AIをコンプライアンスのリアルタイム監視に使う」という応用パターンとして分かりやすい事例である。規制の厳しい業界の会話を対象にしているが、考え方はEC・サービス業のオンライン接客にも転用できる。景表法や薬機法に触れやすい商材の説明を、チャットや商談中にその場でチェックする用途は十分に現実的だ。
実装面で参考になるのは、ブラウザ拡張として面談ツールに寄り添う形を取った点である。既存の面談・接客フローを置き換えず、上に薄く重ねる設計は、現場の抵抗が少なく導入しやすい。制作側がクライアントにAI活用を提案する際も、「既存業務を止めない補助ツール」という切り口は通しやすい。まずは実証実験という位置づけで、精度や誤検知の検証段階にある点は踏まえておきたい。
