OpenAI、約300億ドル調達を急ぐと報道 Anthropic上場前に評価額1.4兆ドル超も
経済関連ロイター(Euronext Live 掲載)
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ロイターは10月20日、OpenAIが約300億ドルの資金調達を急いでおり、評価額が1兆4,000億ドルを超える可能性があると関係者の話として報じた。11月中旬に見込まれるAnthropicの株式公開より前に完了させたい意向という。OpenAIは投資家に対し、年換算収益が500億ドルに達し、年末には700億ドルになる見通しと説明したとされる。
何が報じられたか
ロイター(Echo Wang、Krystal Hu、Sabrina Valle 記者)が10月20日、関係者の話として報じた。各社の正式発表ではない。
- 調達規模は約300億ドルで、評価額は1兆4,000億ドルを超える可能性がある。
- 直近の評価額は2026年3月時点の8,520億ドル。その際は1,220億ドルのラウンドで、Amazon からの最大500億ドルが含まれていた。
- OpenAI は投資家に対し、年換算収益が500億ドルに達し、年末には700億ドルになる見通しと説明したとされる(関係者1人の話)。
- 既存投資家の SoftBank、MGX などがラウンド参加を協議中とされる。OpenAI と SoftBank はコメントを拒否、Anthropic と MGX は回答しなかった。
- 急ぐ理由として、Anthropic の株式公開が11月中旬に見込まれていることが挙げられている。通常この規模の調達より速いペースで進む見込みという。
- OpenAI 自身の上場は2027年を予定しており、IPO市場が悪化した場合に備えて資金が必要になる可能性があるとしている。
Anthropic 側については、一部の既存・見込み投資家が、第3四半期の低調な結果を受けて同社の希望する2兆ドルではなく1.5兆ドル前後の評価額を求めていると報じられている。年換算収益は7月時点で約650億ドル。四半期収益は第2四半期の116億ドルから第3四半期は168億ドルに増えたが、月次の伸びは鈍化しているという。なお OpenAI は、Anthropic がクラウドパートナー経由の契約総額を計上して収益を過大に見せていると主張しており、Anthropic は確立された会計慣行に従っていると説明している。
事業環境への影響
- 記事は市場環境として、変動性の高まり、債券利回りの上昇、AIのバリュエーション懸念を背景に、上場を延期・撤回する企業が出ていることを挙げている。フィラデルフィア半導体指数は2週間足らずで1兆6,000億ドルを失ったとされる。
- いずれも関係者情報に基づく報道で、数値は確定したものではない。社内資料や提案書で引用する場合は、報道ベースであることを明記しておきたい。
- AI主要各社の資金調達と上場の動きは、APIの価格体系やサービスの継続性に影響しうる論点でもある。制作・運用の現場では、特定の1社に依存した構成になっていないかを点検する機会になる。
