OpenAI、最上位モデル「GPT-6 Astra」を提供開始
OpenAI API Docs公式発表
OpenAIGPT-6モデルAPI料金
OpenAI が新フラッグシップ「GPT-6 Astra」を公開した。コンテキスト長は約105万トークン、出力は最大12.8万トークン。まずは Trusted Access Program 経由で法人向けに展開し、API と Plus / Pro / Business / Enterprise へ順次拡大する。
何が発表されたか
- OpenAI が API ドキュメント上で最上位モデル GPT-6 Astra を公開。「複雑な推論、コーディング、コンピュータ操作、リサーチ、ドキュメント作成」を想定した end-to-end 作業向けと位置づけ。
- コンテキストウィンドウは 1,050,000 トークン、最大出力は 128,000 トークン。入力はテキストと画像に対応(音声・動画の入出力、ファインチューニングは非対応)。
- 料金は入力 $10 / 100万トークン、出力 $50 / 100万トークン、キャッシュ入力は $1 / 100万トークン。Batch と Flex は 50% 引き、Fast モードは 2 倍。
- 272K トークンを超えるプロンプトは入力単価が 2 倍、出力単価が 1.5 倍になる従量の段差がある。
- Chat Completions / Responses / Realtime に対応。ツール呼び出しは Responses API のみ。
reasoning effortのnone、temperature / top_p のカスタム値、logprobs は非対応。 - 提供はまず Trusted Access Program を通じた法人向けから開始。知識のカットオフは 2026年4月30日。
開発者への影響
100万トークン級のコンテキストは、案件ドキュメント一式・既存テーマのソース・過去の議事録をまとめて放り込む使い方を現実的にする。一方で単価は決して安くないため、フリーランスの制作実務では「常用モデル」ではなく 難所だけを任せる決め手のモデルとして設計するのが妥当だ。
具体的には、日常のコード補完や文章整形は従来の Flash / Mini クラスに任せ、仕様の読み解き・大規模リファクタ・複雑な移行計画の立案だけを Astra に回す二段構えにする。272K トークンを境に単価が跳ねる仕様があるので、プロンプトに投げる資料は「必要な章だけ」に絞る前処理を挟むだけでコストが目に見えて変わる。
また、ツール呼び出しが Responses API 限定である点は既存実装への影響が大きい。Chat Completions ベースでエージェントを組んでいる場合、Astra を選べるようにするには呼び出し層の分岐が必要になる。まずは Trusted Access 枠での提供なので、すぐ本番投入するというより、切り替えコストの見積もりを先に済ませておきたい。
利用条件
Trusted Access Program 経由の法人利用が先行。API および Plus / Pro / Business / Enterprise 各プランへの一般提供は「近日」とされている。
