産業翻訳AI「T-4OO」、高精度モードが106言語に拡大
PR TIMES(株式会社ロゼッタ)公式発表
翻訳ロゼッタ多言語越境EC日本
ロゼッタが産業翻訳AI「T-4OO」の対応言語を72言語から106言語へ拡充した。新たに34言語を追加し、全対応言語で「高精度」モードが利用可能になる。高精度モードは従来の翻訳技術と生成AIを統合したハイブリッド方式で、社内用語の自動反映にも対応する。
何が発表されたか
- 株式会社ロゼッタ(親会社: 株式会社メタリアル)が、産業翻訳AI 「T-4OO」の対応言語を72言語から106言語へ拡充(2026年8月25日)。
- 新たに 34言語を追加し、T-4OO のすべての対応言語で「高精度」モードが利用可能になった。
- 「高精度」モードは、従来の T-4OO の翻訳技術と最新の生成AI技術を統合したハイブリッド方式。
- 「超高精度(熟考)」モードでは、**センテンス単位の修正必要率0.05%**を実現しているとする。
- エージェンティックAIを搭載し、**2,000分野・翻訳精度95%**を掲げる。
- 社内用語の自動反映機能を搭載。
実務への影響
越境ECや多言語サイトの構築を請けている立場からすると、「対応言語が増えた」よりも「全言語が高精度モードに揃った」という部分の方が実務的な意味が大きい。これまでは主要言語だけ品質が高く、それ以外は精度が落ちるため、言語ごとに校正コストの見積もりを変える必要があった。品質が揃えば、多言語展開の工数見積もりがシンプルになる。
特に効くのが専門分野を含む商材だ。産業機械、化学品、医療機器などの越境ECでは、汎用の機械翻訳だと用語がぶれて問い合わせ対応の負荷になる。分野特化と社内用語の自動反映が組み合わさるなら、サイト全体の用語統一を翻訳エンジン側に寄せられる可能性がある。CMS 側でグロッサリを持って置換する、という自前の作り込みを減らせるかもしれない。
一方で、公表されている「精度95%」「修正必要率0.05%」といった数値はベンダー基準であり、そのまま案件の品質保証には使えない。実装前に、実際の商材テキストでサンプル翻訳を取って評価する工程は省けない。とくに商品説明のようなマーケティング文は、正確さと訴求力が別軸なので、機械翻訳+人手のトランスクリエーションという二段構えを前提に設計しておきたい。
補足
価格については今回のリリースに明記されていない。
