Shopify、Polaris CDN にセマンティックバージョニングを導入
Shopify 開発者チェンジログ公式発表
ShopifyPolarisWebコンポーネントECアプリ開発
Shopify が Polaris CDN の Web Components にセマンティックバージョニングを採用した。開発者は自動更新(polaris-1.js)、バージョン固定(polaris-1.1.js)、リリース候補(polaris-1.1-rc.js)の3つの読み込み方から選べる。破壊的変更を受け取るタイミングを自分で制御できるようになった。
何が発表されたか
- Shopify が Polaris CDN の Web Components にセマンティックバージョニングを導入(2026年8月31日)
- メジャーリリースには「アプリ側の更新を要する破壊的なAPI変更・挙動変更が含まれうる」、マイナーリリースには「互換性のあるコンポーネント、API、バグ修正、アクセシビリティ・パフォーマンス改善」が含まれる、と定義された
- 読み込み方の選択肢は3つ
polaris-1.js— 自動更新(マイナー・パッチのみ受け取る)polaris-1.1.js— バージョン固定(自動更新なし)polaris-1.1-rc.js— リリース候補(次期機能の検証用)
- 対象は CDN から Polaris Web Components を読み込むサードパーティアプリと、
@shopify/polaris-typesパッケージの利用者 - App Home UI 拡張、Admin UI 拡張、App Bridge のバージョニングには影響しない
- 既存アプリは即時対応不要。同日に Polaris CDN 1.1 のリリース候補も公開されている
実務への影響
Shopify アプリを納品したあと、CDN 側の更新でUIが崩れて呼び出される——という事故が起きうる構造だった。バージョン固定という選択肢ができたことで、納品物の挙動を確定させたうえで、更新は自分たちのタイミングで検証して当てる、という運用が取れるようになる。
受託でアプリを作っているなら、案件ごとに方針を決めておくとよい。保守契約があるものは polaris-1.js で自動追随、保守が薄い納品物は polaris-1.1.js で固定、といった切り分けだ。RC チャネルは、破壊的変更が来る前に手元で当ててみる検証用として使える。
なお、この変更自体は既存アプリを壊さない。急いで対応する必要はないが、次の改修のタイミングで読み込み先を意識的に選び直しておきたい。
