会社員の12.8%がAI関連事故を経験。最多は「機密情報のうっかり入力」
PR TIMES(株式会社スリスタ)公式発表
調査データAIガバナンス情報漏洩日本国内マーケティング
株式会社スリスタが全国の会社員400名を対象に実施した調査で、業務におけるAI関連の事故・ヒヤリハット経験者が12.8%(51名)にのぼった。内訳は「機密情報・個人情報をAIに入力してしまった」が37.3%で最多。ほぼ毎日AIを使う層では事故経験率が38.7%、業界別では広告・マーケティングが37.5%と最も高い。
何が発表されたか
- 株式会社スリスタが「AI事故レポート」を公開(2026年9月1日)
- 調査対象は全国の会社員(正社員・契約・派遣・経営層・公務員)有効回答400名、調査時期2026年5月、インターネット調査(Freeasy)
- 業務でAI関連の事故・ヒヤリハットを経験した人は 12.8%(51名)
- 事故経験者の内訳
- 機密情報・個人情報をAIに入力してしまった:37.3%(最多)
- AIが生成した誤情報をそのまま納品・公開:33.3%
- 利用頻度が高いほど事故率が高い。ほぼ毎日利用する層の事故経験率は38.7%
- 役職別では課長クラスが26.5%で最高
- 業界別では 広告・マーケティング業界が37.5% と最も高い
実務への影響
広告・マーケ業界の事故率がいちばん高い、という結果は他人事ではない。クライアントの未公開情報、契約前の提案資料、個人情報を含むリスト——制作・マーケの現場は、AIに投げたくなる素材と投げてはいけない素材が混ざっている。
現実的な対策は3つに絞れる。ひとつ、クライアントとの契約書・NDA でAI利用の可否と範囲を先に決めておくこと。ふたつ、学習に使われない設定(各サービスのオプトアウトやビジネスプラン)を使い、どのツールがどの扱いかを把握しておくこと。みっつ、生成物をそのまま納品しない工程を挟むこと——2番目に多い事故が「誤情報をそのまま納品・公開」である以上、ここは人が見る前提で見積もりに工数を入れておくのが妥当だ。
「毎日使う人ほど事故る」というのは、慣れによって確認が省かれることの裏返しでもある。自分の運用こそ点検しておきたい。
補足
有効回答400名の自己申告ベースの調査であり、実際の発生率とは乖離しうる。傾向を読む材料として扱うのが適切。
