アジケ、金融機関サイトを約60秒でUI診断するAI「すぐレビュ エージェント for fin」提供開始
アジケすぐレビュUI診断金融Web制作
UX/UIデザイン会社のアジケが、銀行・信金・証券・保険などのWebサイトのUI品質をAIが約60秒で診断する「すぐレビュ エージェント for fin」を10月19日に提供開始した。URLを入れると6指標・30点満点のスコアと問題箇所のピン留めが返る。登録なしで1日1ページまで無料。
何が発表されたか
- 株式会社アジケ(東京都目黒区、メンバーズグループ)が「すぐレビュ エージェント for fin」を2026年10月19日に提供開始。銀行・信用金庫・証券・保険など金融機関サイトのUI品質を診断するAIツール
- 入力はページURL。Figmaフレームとスクリーンショットにも対応(Figmaは無料アカウントとアクセストークンが必要)
- 出力は約60秒で、6指標・30点満点のスコアと、キャプチャ画面上への問題箇所のピン留め
- 評価基準は金融庁の「顧客本位の業務運営に関する原則」と金融サービス固有の検査項目。AIによる評価とPC/スマートフォン版の自動チェックを組み合わせる
- 無料枠:登録なしで1日1ページ。改善提案の閲覧には月額またはスポットプランが必要。無料アカウント登録で月10ページまで(結果保存・チーム利用可)
- 料金(税別):スポットは1ページ1,000円、10ページ8,000円、50ページ35,000円。月額Standardプランでは課題をBacklogやGitHubへ連携できる
- 関連サービス「すぐレビュ課題発見」は有人でユーザーフロー全体をレビューするもので、30万円から・最短3営業日
実務への影響
同業のサービスだが、受託の提案フェーズで使う道具として素直に有用。金融系に限らず、コンペや既存サイトの改善提案で「現状のどこが悪いのか」を客観的な点数と画面上のピンで示せると、ヒアリングの前段が一気に短くなる。1ページ1,000円、10ページ8,000円という価格は提案1件の原価に収まる水準で、提案書の現状分析パートを外注する感覚で使える。
もうひとつ押さえたいのが評価基準の置き方。金融庁の「顧客本位の業務運営に関する原則」を評価軸に据えている点は、UI改善を「使いやすさ」ではなく「規制準拠」として売る型の実例。同じ構造は他業種でも組める——医療広告ガイドライン、特定商取引法の表示義務、景品表示法。デザインの良し悪しは主観で殴り合いになるが、準拠は議論が収束する。提案の切り口として転用価値がある。
BacklogとGitHubへの課題連携が月額プランにある点も、診断を納品物ではなく運用プロセスに組み込めることを示している。サイト保守契約の中にUI品質の定点観測を組み込む設計は、月額保守の単価を上げる根拠として使える。
補足
アジケ公式リリース(PR TIMES、2026年10月19日)。診断スコアの妥当性についての第三者検証はない。
