
メディア露出と生成AIの言及数に相関0.80 電通デジタル調査
LLMO生成AI検索PR調査データブランド
電通デジタルと電通PRコンサルティングは2026年10月2日、メディア露出数と生成AIでの言及数の関係を分析した結果を公表した。4カテゴリ39商品などを対象にPearson相関係数を算出し、0.80の強い正の相関を確認。生成AIに言及されるうえで、ニュース露出の積み上げと注力テーマの一貫した紐づけが鍵になると位置づけている。
何が発表されたか
電通デジタルと電通PRコンサルティングは2026年10月2日、生成AIの回答内で商品・ブランドが言及される頻度と、メディア露出量の関係を分析した結果を公表した。
- 対象は新電力・クレジットカード・ワイヤレスイヤホン・コミュニケーションツールの4カテゴリ39商品、および大手小売4社の31商品カテゴリ
- 生成AIの回答は2026年5月〜7月に計測、ウェブニュースの掲載数は2022年1月〜2026年8月を集計
- メディア露出数と生成AI言及数のPearson相関係数は0.80で、強い正の相関を確認
- 衣料品カテゴリでは、A社の第一言及獲得率が60.2%。同社の衣料品ウェブニュース掲載数は2022〜2025年で1.8倍に増加していた
- 生成AIによる衣料品の回答のうち、72.4%にブランド名が登場した
集客・販売への影響
発表は、生成AI時代の情報戦略が「量」に加えて「注力テーマとブランドの一貫した紐づけ」へ向かうと整理している。実務面では次の読み替えができる。
- ニュース露出の量が生成AIでの言及量と強く相関するため、プレスリリースやメディア掲載の継続が、AI検索での露出を底上げする施策になりうる
- 露出を量産するだけでなく、どのテーマで語られるかをそろえることが、カテゴリ検索での想起につながる
- 衣料品のように回答にブランド名が多く登場するカテゴリでは、カテゴリ名で聞かれたときに自社名が出る状態を作れているかが問われる
なお本調査は相関の分析であり、因果関係を示すものではない点には留意したい。
