GitHub Copilot アプリに「Projects」とデスクトップ操作機能、Universe 2026 で公開プレビュー
GitHub Copilotエージェント開発ツールUniverse 2026computer use
GitHub が Universe 2026 に合わせ、Copilot アプリの大型アップデートを公式チェンジログで公開した。複数リポジトリや非コード作業をまとめて扱う「Projects」が公開プレビューとなり、Copilot が背景で複数エージェントを走らせて必要なときだけ確認を求める形になる。macOS / Windows ではデスクトップアプリを直接操作する「Computer use」も公開プレビューで追加された。
何が発表されたか
- Projects(公開プレビュー) — 複数リポジトリにまたがる作業や、コード以外の作業を1か所に集約する新機能。文脈・エージェント・成果物をまとめて保持する。
- 目的を文章で書き、リポジトリ、デザインのモックアップ、Slack スレッド、議事録などを文脈として追加する。使うモデルとツールを選ぶと、Copilot が作業量に応じた数のエージェントを起動し、プルリクエストなどの成果物をレビュー用に返す。
- Project automations — 「機能がリリースされるたびに紹介動画を生成する」といった繰り返し作業を定型化できる。
- 単一リポジトリに絞った作業は、従来どおりそのリポジトリからセッションを直接開始できる。
- 連携ツール — Slack や Figma の文脈を使って、要望の調査、仕様書の下書き、デザイン作業をコードと並行して進められる。
- 画像の生成・編集 — チャット内で自然言語の指示から画像を作成・修正できる。
- Computer use(macOS / Windows で公開プレビュー) — Copilot がデスクトップアプリ内で作業できる。画面の内容を読み、コントロールをクリックし、テキストを入力・編集し、アプリ間を移動する。API・CLI・MCP 連携を持たないアプリも対象になる。
開発者への影響
- フリーランスで受託制作をしていると、1案件が「リポジトリ1つ」で収まらないことが多い。デザインファイル、クライアントとのチャット、議事録、複数のリポジトリが散らばる状況を Projects が1つの文脈としてまとめられるなら、案件単位での引き継ぎコストは下がる。
- Slack / Figma 連携は、要件を仕様に落とす前段の作業に効く。「Figma のこの画面と、Slack のこのスレッドを踏まえて仕様を書いて」という依頼が通る前提で見積もりを組み直す余地がある。
- Computer use は、API のない管理画面や古い業務ソフトを触る作業(経費精算、CMS の管理画面での一括入力など)に向く。ただし現時点では公開プレビューであり、精度は自分の業務で検証してから任せる範囲を決めたい。
- Project automations は「納品のたびに同じ作業をする」類のルーティンを減らせる。制作会社向けの納品レポート生成やリリースノート作成あたりが現実的な第一歩になる。
利用条件
- Computer use は、アプリを操作する前に Copilot が毎回ユーザーの承認を求める。組織は managed settings で機能自体を無効化できる。
- 有効化は Settings > Computer Use から。macOS ではさらに「アクセシビリティ」と「画面収録」の権限を付与する必要がある。
- 利用には GitHub Copilot アプリのダウンロードまたは更新が必要。
