Google広告、検索キャンペーンを生成AIで多言語展開するβ機能
Google広告ローカライズ生成AI越境ECP-MAX
Google広告が、検索キャンペーン一式を生成AIで別言語にローカライズするβ版ツールの仕様を公開した。テキスト・キーワード・画像・ランディングページ・予算までコピーして新キャンペーンを作る。対応はオランダ語やフランス語など、英語(米国)からの翻訳に限られる。
何が発表されたか
- Google広告に、検索キャンペーンを生成AIで別言語にローカライズするβ版ツールの仕様が公開された。スプレッドシートでの手作業の翻訳とアップロードを置き換えるものと位置づけられている。
- ローカライズの対象は広く、次の範囲に及ぶ。
- 見出し・説明文・キーワードなどのテキストアセットとターゲティング
- 画像(インペインティングで元のテキストを除去し、翻訳済みのメッセージを載せ直す)
- ランディングページ(JavaScriptの埋め込み、またはURLの一括更新で対応)
- 予算と入札(為替換算はされず、そのままコピーされる)
- 対応言語はオランダ語、フランス語、フランス語(カナダ)、ドイツ語、イタリア語、ポーランド語、ポルトガル語(ブラジル/ポルトガル)、スペイン語(スペイン/ラテンアメリカ・カリブ)。年末までに追加予定とされ、P-MAXは2026年9月から対応している。
- 翻訳元は英語(米国)のみ。元キャンペーンが有効または一時停止中であること、アセットとキーワードが対応言語であること、エンティティ数の上限内であることが条件で、選挙関連の認証を受けたアカウントは対象外。
- 元のキャンペーンは変更されず、独立した新しいキャンペーンが作られる。操作はキャンペーン一覧またはツールメニューから入り、逆翻訳による確認を経て公開する流れ。
集客・販売への影響
- 多言語の越境ECや海外向けサイトを持つ事業者にとって、キャンペーン複製の工数が目に見えて減る。これまで翻訳会社とスプレッドシートで数日かけていた作業が、管理画面内で完結する想定だ。
- ただし翻訳元が英語(米国)限定なので、日本語のキャンペーンをそのまま多言語展開する用途には使えない。英語版キャンペーンを先に整える順序になる。
- 予算と入札が為替換算なしでコピーされる点は要注意。公開前に、対象国の通貨と相場に合わせて自分で直す必要がある。
- ランディングページをJavaScript埋め込みで翻訳する方式を選ぶ場合、制作側にタグ設置と表示崩れの確認が発生する。制作会社として関わるなら、ここが相談の入り口になりやすい。
