NTTデータ、あいち銀行と対話型バンキングのAIエージェント実証
技術関連AI Watch(インプレス)
NTTデータあいち銀行対話型UI金融国内
NTTデータとNTTデータ東海は、あいち銀行と共同で自然言語で銀行サービスを使える対話型インターフェイスとAIエージェントの実証を10月26日に開始する。「残高を教えて」などの日常語から意図を解釈し、残高や入出金明細を表示する。個人向けアプリ「My Pallete」から始め、法人向けAnserBizSOLなども将来の対象に含める。
何が発表されたか
- NTTデータとNTTデータ東海が、あいち銀行と共同で対話型インターフェイスとAIエージェントの実証を実施。開始日は2026年10月26日。
- 利用者が「残高を教えて」のような日常的な言葉を入力すると、AIエージェントが意図を理解して必要な処理を判断し、残高や入出金明細を表示する。
- 個人向けバンキングアプリ「My Pallete」のテストアプリから対話画面に移行して利用する形。
- 法人向けの「AnserBizSOL」と「BizSOL_Pallete」も将来の対象に含まれる。
- 実証ではあいち銀行の行員・関係者が一般利用者として参加し、テキスト入力と紹介業務を対象に、対話の傾向や利用ニーズを検証する。
- 方向性として、My Pallete では利用者一人ひとりに寄り添う「金融コンシェルジュ」を目指し、AnserBizSOL/BizSOL_Pallete ではAIによる業務支援を広げる。これらを通じて金融機関向けサービス基盤「ANSER」全体でAI活用を広げる計画。
- AI化の本格展開や提供開始の時期は示されていない。
実務への影響
- 金融機関の基幹的なサービス基盤に対話型UIが入り始めた事例。規制業種でも「メニューを辿るUI」から「話しかけるUI」への移行が検証段階に来ていることを示す。
- Web制作の実務では、フォームやメニューの階層設計を前提にしたUIが、今後クライアント側から「自然言語で入力させたい」と要望される局面が増える。意図解釈の精度と、誤解釈時のフォールバック設計(従来UIへの戻し方)を提案に織り込めるかが差になる。
- 実証の対象が「テキスト入力と紹介業務」に絞られている点は現実的。全機能を一気に対話化するのではなく、照会系など失敗コストの低い業務から入るという設計は、どの業種のクライアントにもそのまま応用できる進め方だ。
- 本格展開の時期が示されていないので、横展開の見込みを語るのは早い。
補足
AI Watch(インプレス)による報道(10月22日16時33分)。NTTデータの公式リリース原文は本稿執筆時点で未確認。
