新たな3調査、AI経由の流入は検索の数十分の一と指摘
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AI可視化(GEO/AEO)への投資効果を疑問視する調査が10月22日に3件出そろった。Marie Haynes氏の100サイト・1億4500万セッション分析ではChatGPT経由はGoogleオーガニックの0.62%。SEO Worksはオーガニックが39倍の流入、Kevin Indig氏はAI可視化とブランド検索・直接流入の相関を検出できなかったと報告した。
何が発表されたか
Search Engine Roundtable が、AI可視化への投資効果に疑問を投げる3件の調査をまとめて紹介した(10月22日)。
- Marie Haynes 氏「GEO is a distraction」
- 100サイトのGA4データ12か月分、1億4500万セッション超を分析。
- ChatGPT経由のセッションは Google オーガニックの 0.62%。
- ChatGPT からの訪問者のコンバージョン率は 13.8%(Google オーガニックは3.02%)と高いが、全チャネルのコンバージョン総数では Google が 96.5% を占めた。
- SEO Works「How Much Traffic Do AI Assistants Actually Send, And Does It Convert Better?」
- オーガニック検索はAIアシスタントの 39倍の流入。
- オーガニック検索のコンバージョン100件に対し、AI経由は 3.2件。
- AI経由のコンバージョン率は有料検索の0.67倍、直接流入の2.48倍。
- Kevin Indig 氏「Does AI drive more direct traffic?」(Growth Memo)
- 業種・規模の異なる12サイトを検証。
- ロングテールページへのAI起因の直接流入は検出できず。
- AI可視化とブランド検索・直接流入の間に信頼できる関係は見られなかった。
実務への影響
- 「AIO対策」「GEO対策」をメニュー化する際、量の期待値を正しく置く必要がある。流入規模は現状オーガニックの数十分の一で、ここを盛って提案すると半年後に数字で詰められる。
- ただしコンバージョン率は明確に高い(Haynes氏の調査で4.5倍)。「少数だが濃い」流入として、CVR前提のKPIで語るほうが実態に合う。件数ではなく売上貢献で見る設計にしたい。
- Indig 氏の「AI可視化がブランド検索を押し上げるとは言えない」という結果は、間接効果を根拠にした提案の弱点を突いている。間接効果を主張するなら自社・自クライアントのデータで示す覚悟が必要。
- 当面の現実解は、既存SEOの土台(構造化データ、クロール可能性、情報の一次性)を固めることがAI可視化にもそのまま効く、という整理。AIO専用の追加投資を急ぐ局面ではない。
補足
3件はいずれも各社・各氏による独自調査で、検索事業者による公式発表ではない。サンプルの偏りや計測方法の差異に留意が必要。公式発表は未確認。
