Vercel、cron実行基盤「Vercel Schedules」をパブリックベータで提供
Vercelcronスケジュール実行QueueNext.js
Vercelは11月5日、タスクのスケジュール実行基盤「Vercel Schedules」をパブリックベータとして公開した。cron式による定期実行と一度だけの時刻指定実行に対応し、任意の環境のVercel FunctionまたはQueueトピックへディスパッチする。
何が発表されたか
- Vercelが11月5日、「Vercel Schedules」をパブリックベータで提供開始
- cronスケジュールでの定期実行と、単一時点での一度だけの実行の両方に対応
- ディスパッチ先は Vercel Function または Queue のトピック。いずれの環境(production / preview / カスタム環境)に対しても指定できる
- Eve の dynamic schedules 経由でも利用可能
開発者への影響
- 従来の Vercel Cron Jobs では扱いにくかった「特定の日時に一度だけ実行」が標準で入るのが大きい。予約投稿、キャンペーンの開始・終了、クーポンの失効処理といったEC・メディア案件で頻出するパターンを、外部のジョブキューやGitHub Actionsを噛ませずに完結させられる
- Queueトピックへのディスパッチに対応するため、重い処理をスケジュールから直接叩かずキューに積む構成が素直に書ける。関数の実行時間上限に当たりやすい一括処理(在庫同期、メール一斉送信、サイトマップ再生成)の設計が楽になる
- 環境を指定できるので、preview環境で本番と同じスケジュールを安全に検証できる。これまで「本番に出すまで定期実行の挙動が確認できない」という問題を抱えていた案件では、テスト工程の組み方が変わる
- パブリックベータの段階なので、SLAや課金体系が固まっていない可能性がある。業務クリティカルな処理を全面的に載せ替えるのは、GA後の条件を確認してからが無難
補足
- Vercel公式 changelog に基づく一次情報。
