
Vercel Tracing が全プランでGA 保持期間も延長
VercelトレーシングNext.js可観測性CLI
VercelはTracingを全プランで一般提供に移行した。ダッシュボードの新しいTracesページでKQL検索とライブ表示に対応し、CLIからも検索・調査ができる。Next.js 16.5以降の新規プロジェクトでは自動で有効化され、保持期間はProで14日に延長された。
何が発表されたか
Vercel は2026年11月6日、Vercel Tracing を全プランで一般提供(GA)にしたと発表した。主な内容は3点。
- ダッシュボード: 新しい Traces ページでプロジェクト単位・チーム単位のトレースとスパンを一覧できる。Spans と Traces のリストを切り替えてそれぞれ絞り込め、Kibana Query Language(KQL)で検索できる。Live モードで届いたトレースをストリーミング表示する
- CLI:
vercel traces search/vercel traces inspect <request-id>/vercel traces configで検索・調査・サンプリング規則の管理ができる。ダッシュボードと CLI は同じ KQL 構文を使う - Next.js の自動トレース: Next.js 16.5 以降、Node.js 関数を1つ以上含む新規 Vercel プロジェクトは初回ビルド成功後にトレースが有効になる。全環境でリクエストの100%をトレースするサンプリング規則が追加される。Settings → Tracing でサンプリング規則をすべて削除すればオプトアウトできる
開発者への影響
料金はベータ時から変更なし。保持期間は以下に延長された。
- Hobby: 1時間 → 3日
- Pro: 1日 → 14日
- Enterprise: 3日 → 14日
保持期間が延びたことで、週明けに報告された不具合を遡って調べるといった使い方が現実的になる。一方、新規プロジェクトでは既定で100%サンプリングが入るため、意図しない収集を避けたい場合は設定からサンプリング規則を外す必要がある点に注意したい。
